私が写真を撮る理由
こんにちは!
今回はレースレポではなく、写真の使用について、少し書かせていただきたいと思います。
結論から先に言いますと、写真使用の規約をきっちりここで明確にしたいと思います。
皆さんご存知の通り、私は現在、日本各地のバイクレース会場に足を運んでは、趣味で撮った写真をブログに載せています。そして、ブログからリンクして、Googleフォトでも写真アルバムを一般公開しています。
その写真の扱い方に関しては、ブログトップと毎記事の最後に注意書きのような形で書いています。ですが、その規約がふわっとしたものであるために、誤解を招いてしまうことがこれまでに何度かありました。
ということで。ここにきちんと書きたいと思います!
Q.写真を保存して、思い出として残しておきたい
A.ウェルカムです。どんどん保存してください。個人的に楽しむ目的であるなら、私に許可なしで構いません。
Q.写真をSNSやブログ、レースレポートで使いたい
A.ウェルカムです。私の許可もいりません。ただ、そういったケースで写真を使う場合には、記事のどこかに「しみちゃん」が撮った写真だと分かるように明記してください。写真だけがふらふらとどこかへ行ってしまって、私が撮ったことじゃなくなってしまう場合があるのです。
例えば、写真の右下に私が撮りました!と小さく書けばいい話なんですが、かっこいいロゴや、写真レーベル名を持っていない私は、ちょっと気がひけるのです。右下あたりに「しみちゃん」とひらがなで書かれていたらダサすぎますよね。かっこよく撮っていても、その「しみちゃん」だけで、3割はダサくなります。ということでよろしくお願いします。
Q.雑誌、商用(ホームページ、ポスター、広告、チラシなど)で使いたい
A. ありがとうございます!めちゃめちゃ嬉しいです。ですが、smmtgp@gmail.comか、お知り合いの方はFacebookにて必ずお問い合わせください。使う範囲の大小関係なく、まずはご連絡ください。アマチュアカメラマンのくせに、おこがましいのは百も承知ですが、やっぱり自分の知らないところで使われるのを見ると、しょぼん(´・ω・`)と複雑な気持ちになるのです。
そして、これもまた恐縮なんですが、はっきり言いますと、雑誌や商用で使っていただく場合には基本的にお金を頂いております。
もちろん、私はまだまだ、お金をいただく価値のある写真が撮れるわけではありません。たくさんのカメラマンさんがいる中で、私が撮った写真を選んでくださることは本当に光栄なことです。
ですが私は、はっきり言いますと雑誌に使ってもらうために写真を撮っているわけではなく、選手に喜んでほしいから写真を撮っています。それに、かっこいい写真を撮るために、見えないところかもしれないですが、私なりに時間、苦労、お金をかけてきました。まだまだ努力は足りないですが、かっこいい写真を撮るためにたくさん練習をしているし、我流だけれど写真の勉強もしています。
まだまだ修行中の身で、こんなことを言うのは偉そうかもしれませんが、写真はタダではないと思っています。だから、私は、私が撮った写真をお金を払ってでも使いたいと思ってくださる方に、是非とも使っていただきたいと考えています。
だから私は写真を撮っています
私が写真を撮って無料で一般公開している理由は2つあります。
1つ目は、選手に喜んでもらいたいから。
2つ目は、選手やその関係者の方々への恩返しがしたいから。
1つ目の理由「選手に喜んでもらいたいから」
これは、最近気づいたことでもあります。
2年前に初めてモトクロスを見た時、スマホじゃ上手く撮れないからと、貯めていた貯金をはたいて、勢いで一眼レフを買いました。
最初はレースの記録用として、自分が楽しむためだけに撮っていたけれど、だんだん私が撮った写真を選手の皆さんに使ってもらえるようになっていくと、やがて、走っている人たちに、かっこいい!と思ってもらえるような写真を撮りたいと思うようになりました。
自分の写真が走っている選手に届いて、喜んでもらえているのを見ると、写真を撮ることで、もっと深くバイクレースと関われている気がするし、自分の居場所がそこにあるような気がするのです。
選手に喜んでもらえて、自分も嬉しい。そんなわけで、写真を撮ることがやめられなくなってしまいました。
それが、2つ目の理由「選手やその関係者の方々への恩返しがしたいから」に繋がっていきます。
幼い頃からロードのバイクレースはテレビで見ていて、父親とMotoGPや全日本ロードを見に行ったりもしていました。ですが、ここからは知っている方もいるかもしれませんが、ずっと私はバイクレースが好きなことを人に言えないでいました。
「バイクレースが好きだなんて、男っぽいから恥ずかしい。話したって、きっとみんなよく分からないだろうし、理解してくれない」
そう思っていました。だから、レースの話をする友だちは父親だけでした。レースを見に行っても、パドックを歩くのは私一人か、父親と二人だけ。レース会場に知り合いはいませんでした。
そして高校3年生の時、卒業式直前にクラスのみんなの前で、自分のことについてスピーチをする機会が訪れました。そこで、私は初めて、友だちにバイクレースが好きだとカミングアウトしました。
緊張で声も震えていたし、手もブルブル震えていました。みんなの反応が怖かったからです。
ですが、もちろんバイクレースが好きなのがおかしいなんて言う人は一人もいませんでした。むしろ、興味を持ってくれました。
そしてそれがきっかけで、私はバイクレースが好きだと言うのに抵抗を感じなくなりました。
やがて大学2年生の時、JMX名阪を見に行って私はモトクロスに出会います。
その名阪を皮切りに、行く先々で、もうそれはすごい勢いで、レースに関わる人との繋がりが出来ていきました。レースを一緒に見る友だちも出来ました。パドックを歩いていると、友だちに会って話しこんでしまってレーススタートに間に合わないなんてこともありました。今までバイクレースの友だちは父親だけだったのに、今や全国各地にバイクレースに関わっている友だちがいます。こんなこと、高校時代の私には想像できなかったことでしょう。
私はバイクレースが大好きです。
バイクレースにこれだけのめり込めたのも、レースに関わっている皆さんのおかげでもあります。
オフロードレースを見に行く中で、私は、どれだけ皆さんにお世話になったことか。急にひょこっと出てきた新参者の私に、行く先々で皆さんが優しくしてくださりました。
きっと私一人では、ここまで楽しむことは出来なかっただろうし、今ある状況も私一人では叶わなかったことばかりです。
私は、その恩返しの意味でも、写真を撮っています。
恩返しになってるのかは分からないし、お世話になっているのは選手だけではないけれど、今私が出来ることはこれだと思っています。
ちょっと話が長くなってしまいましたが、言いたいことはそう。
私の写真はフリー素材のように見えますが、フリー素材ではありません!
なにとぞ、よろしくお願い致します。